こんばんは、藤助です。
最近、「ターシャ・テューダーの言葉 ベスト版 私は人生をバケーションのように過ごしてきたわ」を読みました。
園芸好きの方は、このターシャさんの本を読んだことがある人も多いのではないでしょうか。
私は、本屋の園芸コーナーで何度かペラペラと立ち読みしたことはあったのですが、じっくり読んだのは初めてでした。
と言っても、買って読んだのではなく、叔母からの借り物です。
この本を読んでいて、庭師としても考えせられる言葉がのっていたので、今日は紹介したいと思います。
引用
その1
庭は私の自慢なの。
謙遜なんかしないわ。
うちの庭は、地上の楽園よ!
(P42)
庭師として、お客さまに、『うちの庭は、地上の楽園』なんて言ってもらえるような庭が作れたら最高だろうなと思います。
先日伺ったお家で、家主のおばあちゃんが
『私はこうやって綺麗になったお庭をたまに眺めるのが楽しみなの』
と言ってくれました。
『地上の楽園』とまではいきませんが、自分が手入れした庭を楽しんでくれるというのは、本当にうれしいなと感じました。
その2
一夜にしてできる庭なんてないのよ。
見応えのある庭にするには、最低でも十二年はかかります。
(P44)
これも考えさせられる言葉です。
庭師と言っても、お客さまの庭に入って手入れをするのは、年に1回か2回。
だいぶしげってきたからサッパリさせてというような依頼ばかりです。
なので、庭を作り上げていくような作業ははっきり言ってしていません。
一度作った庭を、その後育てていくというか完成させていくのは、やはりその庭の持ち主なんだなと、庭師の出来ることはそのお手伝いなんだなと思いました。
その3
みんなが本当に欲しいのは、物ではなく心の充足です。
幸福になりたいというのは、
心が充たされたいということでしょう。
(P6)
これは、庭とは関係ないのですが、とても心に残ったので引用しました。
おわりに
この本には、今回紹介した言葉の他に、たくさんの素敵な言葉が載っていました。
ターシャさんの生き方・感が方が読み取れる素敵な本でした。
今回は借り物なので、いつか返さないといけませんが、しばらくはペラペラめくって何度か読み返してみたいと思っています。